元気隊ロゴ




福岡がん患者団体ネットワーク「がん・バッテン・元気隊」のホームページです。
がんに関するお役立ち情報や、明るく元気に生きる知恵をお届けしています。
2022年6月、認定NPO法人ハッピーマンマの助成により、読みやすくリニューアルしました。

トップ > 体験談・書籍 > 本の紹介/からだに寄り添う
からだに寄り添う ~がんと暮らす日々~

からだに寄り添う本画像
  • 作者:波多江伸子
  • 出版社:春秋社
  • 頁数:237ページ
  • ISBN-13:978-4393710463
  • 発売日:2003年4月
  • 定価:1,700円
33歳で最初の甲状腺がんの手術をした著者が、20年ぶりに再発したがんをどう受け止め対応していったか、エピソードをたくさん盛り込んで比較しながら書いたものです。

最初のがんは大騒ぎでしたが、2度目の手術はゆったりした気持ちで受けられました。
それは20年の間に著者が甲状腺がんの性質や治療法をよく理解したせいでもあり、また、最初の手術が出産直後だったのに対して、再発時にはその子が成人したこともあって、入院や手術の違いを楽しむ余裕があったのでしょう。

甲状腺乳頭がんはタチの良いがんではありますが、場合によっては著者のように反回神経麻痺を起し、後遺症の発声障害で何年も苦しむことがあります。また全摘手術になると一生甲状腺ホルモン剤を服用することになります。

10代から5~60代まで圧倒的に女性に多いがんですが、なぜか闘病記の少ないがんですので、どうぞこの本をお役に立ててください。書評した一冊の、三省堂のがん闘病記読書案内(2010年3月刊行)にもこの本が紹介されています。リンクタグ甲状腺がん体験談ページでもがん体験記を掲載しておりますのでどうぞご覧ください。

ほかの本の紹介も読んでみる

ページのトップへ戻る